ネパールと長野
窓からは通りの派手な韓国系のお店の看板たちは目に入らず、店内はゆったり落ち着いている。 そして、私とレイちゃん以外は、ネパール人ばかり。部活帰りかい?っていうジャージの男子たちとか、後からもどんどんネパール人客が。 新大久保の駅近くネパール料理屋のアーガンにて。ゴールデンウイークの真ん中にショートトリップの感。高い山の上ではなくビルの4階だけれど。頼んだセットはネパールの山地民族のタカリ族のごはんで、盛りだくさんだった。チキンカレー、マトンカレー、ダルスープ、ヨーグルト、ギー(バターを純化したもの)パパド、生野菜、野菜のスパイス和え、漬け物、それにディードという蕎麦粉を練ったものがこんもりと。初めて食べたディードの滋味深い美味しさに2人ともはまった。カレーにも漬け物にも合う。乳酸発酵の漬け物があるのは世界で中国と日本とネパールくらいと聞いたことがある。 長野のすんき漬けなんかのことだろうか。蕎麦といい、食文化に重なる所があるのかもしれない。ディードは、なかなかの粘り気と重量感だった。乾麺の蕎麦にしたらどれくらいなのだろう。食べきれなかったのを、2人して悔やむ。ネパールの人はこのくらい平らげるのだろうか?もり蕎麦なら何枚くらいいけるのだろう?ネパール人の皆さん、新大久保で故郷の味もいいけど是非、長野で漬け物と信州そばを味わってみてください。特に長野に関係ない無責任広報より。(アーガン/新大久保)