2016年9月27日火曜日

あいち 1/3 名古屋のサービス





あいちトリエンナーレを目的に名古屋に2泊3日した。

初日の夜はホテル近くの伏見にあるカレー煮込みうどんの店の鯱市へ行った。味噌煮込みうどんで有名な店の姉妹店だそうだ。全然和食店っぽくないダイナーみたいな店構えだ。


オーダーをとりにきてくれた店員さんはおでこに赤いポチがありインド系の方らしかった。
ほうれん草カレー煮込みうどん、ネギトッピングを頼んだ。

シャキシャキのほうれん草がたくさん乗っていた。煮込みうどんてグニャッとしてるのかなと思っていたら、すごくコシがあり美味しかった。   
おかきや豆菓子がたっぷり入ったビンと取り皿が各テーブルに置いてある。これがサービスというのが名古屋っぽい。
豆菓子が好きなので、ついいっぱいつまんだ。
昼にお茶した老舗の喫茶店では紅茶とプリンを頼んだら、サービスのゆで卵がついてきた。

名古屋は何がサービスされるか油断ならない。余計にお腹の隙間を作っておいた方がいいんだなと思った。

                              (鯱市/伏見)    







2016年9月18日日曜日

Dがない




キムと外苑前のアヒリヤに入った。
ランチはAからFセットの5種類ある。A、B、Cは北インドセット、E、Fは南インドセット。
…何かおかしい。Dがないのであった。

私はBセット、ミントソースの入りのチキンカレーと野菜カレーとタンドリーチキン、サフランライスのセット。
キムはEのマサラドーサにサンバルとココナッツチャタニ。どれも美味しかった。

お会計で、それぞれに何度も「B?E?」「ビー?イー?」と聞かれた。伝票もあり、2つに1つなのに。
Dを抜いたのは意図的なのかもしれない。



(アヒリヤ/外苑前)






2016年9月4日日曜日

その所作が良くて



自由ヶ丘のクルア・ナムプリックのカウンター席で、久しぶりに会った真理子ちゃんと話しつつ目の前でお店の人が細長い石臼でスパイスやハーブをこすりあわせている所作に惹かれていた。
それは、何かタレみたいなのと合わさって私たちが頼んだ青パパイヤのサラダになって出された。

そのあと食べたグリーンカレーも石臼でペーストを作っているらしい。
ホーリーバジルがたっぷり入って香りよくてすごく美味しかった。

うちにほとんど使っていないミキサーとミルのセットがある。パッケージにはジュースができるとかふりかけが作れるとか書いてあるのに、説明書によると、豆腐ですら細かく切って入れなくてはならないらしく、そんなことならと結局すり鉢やクラッシャーで用を足している。

お店の人が石臼ですり潰す所作を見ていたら、これは人間がする所作の中で実直で美しいものだなぁと思った。
最近はブレンダーが欲しいなと思っていたのだけど、石臼もいいなと思ってしまった。

                          
                    (自由が丘/クルア・ナムプリック)















2016年8月27日土曜日

昇り降りの選択



中学高校と神保町の女子校に通っていた。高2からはそこから歩いていける美術予備校に通っていて、1浪し足掛け7年神田神保町界隈に通った。

その後も古本屋をまわったり、展示を見たり、仕事の用であったりとこの界隈には度々来る。
高校まではせいぜい寄り道にファーストフードが関の山だったけど、今は「何食べよう」と楽しく迷う。
結局、さぼうる2で山盛りナポリタンを食べる率が高いのだけど、今日は店の外に行列ができていたのでやめた。

古いビルの狭い入り口に出てたメニューを見て、カフェヒナタヤに決めた。
手動式のドアの古いエレベーターは渋くてグっとくるものの、二重ドアは固めで重いし閉所恐怖症の気があるので狭さにハラハラした。
美味しいものにありつくための小さな、小さすぎる数秒の冒険のようだ。

4階のカフェ内はエレベーターとビルの感じからはガラッと雰囲気が変わり明るくてすっきりしていた。  
頼んだチキンカレーは カフェ飯とあなどるなかれの辛さで何度も鼻をかみ水を飲んだけれど、丁寧に作られている感じがしてすごく美味しかった。

帰りはあのエレベーターは避けて、やや急な階段を使ってそろそろと下りた。

                       
                                                                                                       (神保町/cafe HINATA-YA)

2016年8月3日水曜日

トロンプルイユと提灯






蒸し暑い夕暮れに、まるちゃんと恵比寿で待ち合わせた。駅近くの吉柳に入ろうとしたら、「予約で埋まっている」と言われ、がっかりしてそのまま駒沢通りを歩いた。

中目黒まで行くと、週末のお祭りに向けて商店街には提灯が飾られていた。その脇道にある小さな可愛らしいスリランカ料理屋のセイロンインに入った。

メニューに目移りして選んだのは、ゴータンバ(もちっとした薄い生地に香辛料で炒めた野菜を包んで焼いたもの)、フィッシュカレー、ほうれん草カレー、空芯菜とエビの炒めもの、ロティ、ジャスミンライス。

最初にでてきたゴータンバの皿が素敵だなと思ったら、縁取りの柄に一瞬見えたのは細長く切った人参とセルフィーユのような葉を組み合わせたものだった。
まさかのトロンプルイユに和んだ。

あとからジワッと効いてくる香辛料にコホコホしたり、ゲラゲラ笑ったり、珍しく真面目な話も美味しいものたちと共に進んだ。

店を出ると、暑さが和らいでいて涼しい風が吹いた。また提灯を見て「お祭り行きたいな」とまるちゃん。
人参と葉のトロンプルイユ、スパイスの香り、提灯、夜風…。
  こういう夏の夜の何気ない時というのは、後からフッと思い出したりするんだろうなぁと思いながら、ここに記す。

                           (セイロンイン/中目黒)






2016年7月28日木曜日

両隣の魅力


目黒のギャラリー兼本屋、金柑画廊の戸を開くと、与論島出身の犬のジョンくんが寄ってきた。その後を追って太田さんが迎えてくれた。

太田さんが「カレー食べてます?」と聞くので、確かにさっき食べたけど匂いがするのかなと思ったらそうではないらしい。
ここに来る前に寄った人たちが揃ってスパイスの香りを染み込ませてくるカレー屋があって、いつも食欲をそそられるらしい。

私が寄ったのはそのお店にも近い、タダカレーというお店だった。幅広のカウンターテーブルやランプや戸棚など全部が小粋で感じよかった。
チキン、キーマ、グリーンカレーとある中、迷ってキーマカレーにした。
盛りがよく、ひよこ豆、ダール豆、レンズ豆が入っていて美味しかった.

でも右隣の都知事選の話をしている声の低いおじさんたちと、左隣のシュッとした女性が食べていたグリーンカレーも野菜が多種ゴロゴロ入っていて美味しそうで・・「あぁ、あれもよかったかも」なんて太田さんに話したのだった。
今度ここへ来る前は、そのグリーンカレーを食べに寄ろうか、例のスパイスの香りが染み込むという店にしようか、それとも他か…。楽しい迷い事だ。また太田さんにも報告するのだと思う。

                           (タダカレー/目黒)









2016年7月9日土曜日

皮とか臓とか




紘子の個展を見に、ヤスくんとアッキーと西荻窪に集まった。展示を見た後、看板の「砂肝カレー」に惹かれて、ラヒパンジャービーキッチンへ入った。

こじんまりした可愛らしい店内、イラストレーターの安西水丸さんが生前ひいきにしていたそうで絵や著書が置いてある。

ジオラマみたいにたっぷりスパイスが絡まった鳥皮のフライが美味しくて、序盤から私以外の2人のビールはどんどん進んだ。
そしてヤスくんもアッキーも大満足のチキン砂肝のカレーとマトントリッパのカレーは最高だった。

どうも昔から、皮とか臓物が好きだ。
母曰わく、弟がお腹にいたころ鉄分補給にと焼鳥屋で買ったレバーを食べていた母に感化されてか、まだまともに口が回らないような歳の私も「レバー、レバー」と訳も分からず言っていて祖母がびっくりしたらしい。

すっかり訳も分かる歳になっても、焼き鳥ではレバーも砂肝も皮も必ず選ぶ。
スパイスと絡んでもやっぱり美味しいのを堪能できるとは。お酒こそ飲めないながら、大人は楽しい。

(ラヒパンジャービーキッチン/西荻窪)