皮とか臓とか
紘子の個展を見に、ヤスくんとアッキーと西荻窪に集まった。展示を見た後、看板の「砂肝カレー」に惹かれて、ラヒパンジャービーキッチンへ入った。
こじんまりした可愛らしい店内、イラストレーターの安西水丸さんが生前ひいきにしていたそうで絵や著書が置いてある。
ジオラマみたいにたっぷりスパイスが絡まった鳥皮のフライが美味しくて、序盤から私以外の2人のビールはどんどん進んだ。
そしてヤスくんもアッキーも大満足のチキン砂肝のカレーとマトントリッパのカレーは最高だった。
どうも昔から、皮とか臓物が好きだ。
母曰わく、弟がお腹にいたころ鉄分補給にと焼鳥屋で買ったレバーを食べていた母に感化されてか、まだまともに口が回らないような歳の私も「レバー、レバー」と訳も分からず言っていて祖母がびっくりしたらしい。
すっかり訳も分かる歳になっても、焼き鳥ではレバーも砂肝も皮も必ず選ぶ。
スパイスと絡んでもやっぱり美味しいのを堪能できるとは。お酒こそ飲めないながら、大人は楽しい。
(ラヒパンジャービーキッチン/西荻窪)