2017年5月24日水曜日
フレンチの様相で
店名の入ったトリコロール基調の庇、大ぶりの赤いギンガムチェックのクロスのテーブル(赤いギンガムチェックのクロスのレストランは意気が揚がる)、ワインセラーもあるし、いかにも良きフレンチビストロの出で立ちのMONTENVERS(モンタンヴェール)。
ここのランチタイムでは、マッシュポテトがたっぷり添えられた肉のソテーとか、ムニエルとかほうれん草のキッシュとサラダのプレートとかではなくて、豊富なカレーのメニューが並ぶ。
私が頼んだチキンカレーも、白い陶器のカレーポットと、同じく白いお皿には平たく盛られた玄米の混ざったお米とコールスローが添えられて運ばれてきた。
プチプチとホールのクミンとふっくらとしたチキンがたっぷり入り、トロリとしていてコクがあるのに後味軽い。品快く添えられたコールスローだってバケツいっぱい欲しいくらい爽やかだし。
誠を尽くされた美味しさなのだ。
テーブル隣、右見ても左見ても、カレーを食べるお客さんの頬は緩み、口角が上がっていた。
トレビアーン。
(MONTENVERS/恵比寿)
2017年5月4日木曜日
ネパールと長野
窓からは通りの派手な韓国系のお店の看板たちは目に入らず、店内はゆったり落ち着いている。 そして、私とレイちゃん以外は、ネパール人ばかり。
部活帰りかい?っていうジャージの男子たちとか、後からもどんどんネパール人客が。
新大久保の駅近くネパール料理屋のアーガンにて。ゴールデンウイークの真ん中にショートトリップの感。高い山の上ではなくビルの4階だけれど。
頼んだセットはネパールの山地民族のタカリ族のごはんで、盛りだくさんだった。
チキンカレー、マトンカレー、ダルスープ、ヨーグルト、ギー(バターを純化したもの)パパド、生野菜、野菜のスパイス和え、漬け物、それにディードという蕎麦粉を練ったものがこんもりと。
初めて食べたディードの滋味深い美味しさに2人ともはまった。カレーにも漬け物にも合う。
乳酸発酵の漬け物があるのは世界で中国と日本とネパールくらいと聞いたことがある。 長野のすんき漬けなんかのことだろうか。蕎麦といい、食文化に重なる所があるのかもしれない。
ディードは、なかなかの粘り気と重量感だった。乾麺の蕎麦にしたらどれくらいなのだろう。食べきれなかったのを、2人して悔やむ。
ネパールの人はこのくらい平らげるのだろうか?もり蕎麦なら何枚くらいいけるのだろう?
ネパール人の皆さん、新大久保で故郷の味もいいけど是非、長野で漬け物と信州そばを味わってみてください。特に長野に関係ない無責任広報より。
(アーガン/新大久保)
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