米に貴賎はない
どんより寒い日曜日、キムとアーツ千代田3331での公演を観に。その前に御徒町駅そばの南インド料理屋のアーンドラキッチンで、お昼ご飯を食べた。
レディースセットの、チキンカレーとエビカレー、ラッサムとサンバルはピリッとしていて冷えた身体に染みいる美味しさ。甘いマンゴーのヨーグルトみたいなもので箸休めならぬスプーン休めをしつつ、パパドとチャパティ、ビリヤニみたいな味付きの米と食べる。
途中、度々「ご飯のおかわりいかがですか?」と、ズズイとお店の人がやってくる。
笑顔で熱心なので少しもらった。おかわりのお米はプレーンなものだった。
それをじっと見ながら、キムが「こうして見てると米じゃないみたいだね。」と言った。
確かにバスマティライスはそうめんを細かく切ったような形をしている。
こういうお米はおかわりしても消化が軽くていい。
うちの新潟出身の母は、お米は新潟のものが1番と思っている。インディカ種などには偏見もある。
コシヒカリを今も送ってもらっていて、私もその恩恵に与っているが、私は米に対しては保守的ではない。
ジャポニカ種も、インディカ種も、ジャバニカ種も、それぞれの風土の料理に合うのだし、適当な調理法ならどれも美味しいのだと思う。
ナンバーワンよりオンリーワン的な感じか‥。
「米に貴賤はない」
書いてどこかに貼っておきたいような。
(アーンドラキッチン/御徒町)