米の「ヒマラヤ」
まるちゃんと渋谷のムルギーに行った。
私は玉子入りムルギーを、まるちゃんは同じのの辛口を頼んだ。
キッチンのある方に目をやると、カウンターに白くて尖った山が見える。
名物の山の形に盛られたご飯で、薄めだが高さがあってエッジが立っている。
ご飯の山の頂きにスプーンを入れようとしたら
「え!いきなり崩すの?」と言われ、やっぱり山の麓の方から手を入れることにした。
今まで何度か来ていて、何年か前に来た時は甘口(チャツネが増量されてたんだと思う)にしてもらっても、水をいっぱい飲みながら食べていたけど、今回はふつうの辛さでも全然平気になっていた。
少し辛さに強くなったのかもしれない。きれいに山を崩しながら、美味しく食べた。
私もまるちゃんも池波正太郎の本が好きである。
ムルギーは彼の贔屓のお店の1つで、このご飯の山を「ヒマラヤ」と呼んだらしい。彼はこの「ヒマラヤ」の、山頂と麓のどっちからスプーンを入れたんだろうか。
(渋谷/ムルギー)