2015年5月17日日曜日

カレーと人相



自由が丘の駅からすぐ近くの静かな通りに見つけたジジセラーノというカレー屋で、焼きカレーを食べた。

素晴らしく感じの良いご婦人が「ドリアです」とオーダーを通した。
焼きカレーは要はカレードリアなのだけど、そりゃチーズかけてこんがり焼けば美味しいでしょ・・なんて単純なものではなかった。

丸い器に沿って焼き色のついた大きいカットの茄子、トマト、カボチャ、そしてバナナとパイナップルがのっている! 不思議とパイナップルもバナナもカレーと合う。 
「酢豚のパイナップルありか問題」とは次元が違う感じだ。その下に半熟卵とチーズと挽き肉でボリュームたっぷり。決してキワモノではなくて、優しい丁寧なお店の方の感じの良さそのものの味だった。


自由が丘に行ったのは、友人で大好きな作家のゲンタくんの個展を観に行くためだった。
モジャモジャの長い髪を束ねていて、髭面にくしゃっとピースフルな笑顔のゲンタくんは、その風貌からエスニック系、タイカレーとか好きそうな印象を受ける。

でも、カレーは好きだけどパクチーが苦手でエスニックには明るいわけではないらしい。人相と好きなカレーは一致しない。
ちなみに酢豚の中のパイナップルも駄目らしい。
でも帰りにジジセラーノに行ったそうで「カレーにパイナップルはあり」とメールをくれた。

     
                       (自由が丘/ジジセラーノ)