2016年11月22日火曜日

今、「次」思う人たち




寒い雨降りの週始めの月曜だというのに、早い時間から恵比寿の吉柳はあっという間に席が埋まっていった。

まるちゃんはレッドビール。私は「最強のワタシ」という濃ゆく煮出されたハーブティーを。ひっかかる名前なので、聞いてみたら、enherbで売っているものらしい。「頑張ればもう一回出るよ」と言ったお兄さんはほんとに後でお湯を注ぎ足してくれた。気前が良いこと。

小鉢にチョコンとなんてものでなく、直径20cm程のお皿にぎっしり盛られたプリプリの白子ポン酢をまずは摘まむ。
どの料理もたっぷりでメニュー名からの予想の斜め上を行く盛り合わせだったりするのだ。


名物のカレーのラインナップから頼んだチキンのスープカレーは、たっぷりのグリルした鶏モモ肉にゆで卵、ブロッコリー、ナス、シーサーの絵型の蒲鉾、そして青さ海苔が乗っていて、すごく良い風味。
あさりのスパイスカレーは、これでもかと殻付きのあさりとゆで卵が入っていた。

目の前の料理を堪能しつつ、2人こっそり周りの人の食べているものも気になりチラチラ見る。
食べているそばから、メニューと照らし合わせて「次来た時はアレもだね、コレもだね」と話し合う。
きっと好物の白子ポン酢はまたまず頼むだろう。
全く未定の「次」を考えて楽しくて仕方ない。ありがたいお店だなと思う。


                               (吉柳/恵比寿)






2016年10月26日水曜日

はるばる越冬解決



とにかく寒さに弱い。まだ秋真っ盛りながら、昨日の夜は冷えて足元にレンジでチンする湯たんぽを置いていた。
今日の昼間は気温が上がったけれど、体調がいまいちだから手先が青かった。

お昼ごはんに食べたタップロボーンのアーユルヴェーダワンプレートは、円いお皿の真ん中にお米とパパドが、それをぐるりとピリ辛なチキンカレー、マイルドなダルカレー、香菜の和え物、しめじの和え物、ココナッツの入ったふりかけみたいなものが囲んで盛られていた。
「スリランカのお母さんの盛り付け」らしいけれど、スリランカのカレーは鰹節(モルディブフィッシュ)の出汁が利いているので舌に馴染みやすい。
体調を整えるためにつくられたものだそうで食べていたら、体がポカポカしてきて手先はほんのり赤くなった。

メニューの表紙のオーナーのプロフィール文に「日本の辛い冬をスリランカのスパイスで乗り越え、その経験をお世話になった日本人の皆さまに恩返しとして・・」とあった。
私はしっかり恩恵にあずかったようだ。
お店のスパイスはスリランカのオーナーの母から仕入れているらしい。オーナーの母に感謝だ。

このスパイス使いはマネしようもないけれど、夕食の炒め物にはたっぷり生姜を入れて作った。

                       (スパイシービストロ タップロボーン/青山一丁目)











2016年9月29日木曜日

あいち3/3 自分的ご当地



3日目のお昼は覚王山へ。
名古屋に明るい紘子から「名店だもの!」と聞いていた、えいこく屋へ行った。


直輸入の紅茶のお店と国産のドライフルーツを扱うお店とカレーのお店が並んでいる。
落ち着いた雰囲気のカレーのお店の一番奥の席で、チャナ豆のカレーを食べた。とろりと玉葱の甘味が効いて美味しかった。 食後のチャイもさすがに美味しかった。
居心地が良く、なるほど「名店」だ。

となりのお店に寄って、紅茶とドライフルーツををお土産に買った。名古屋土産はインド産の紅茶。

3日間いわゆる「ご当地グルメ」は、ほとんど食べなかった。(カレー煮込みうどんはそうみたいだ)
地のものを食べるのは良いけれど、「ご当地グルメ」ってそれほど惹かれなかったりもする。
その場所でいい店だな、美味しいなと思う自分的ご当地グルメが見つかれば楽しいのだと思う。

とは言え、帰りの新幹線で食べる用に甘辛い手羽先を買ったのだった。
窓に映る手羽先を頬張る女のワイルドなことだった。


                                                                                                              (えいこく屋/覚王山)







2016年9月28日水曜日

あいち 2/3 ネコに嫉妬








旅行2日目は豊橋に足をのばした。
しかし着いてから気づく、豊橋でのトリエンナーレの展示会場はお休みの日だった。
路面電車と正ハリストス教会の見学も目的だったしと、気を取り直しお腹をすかせつつ歩いた。


定休日のお店が多い中、営業中の味わいある店構えのラジャというお店に入った。
入ったとたん、入り口そばのテーブルに気持ちよさそうに寝そべる恰幅の良いネコと目が合いびっくりした。
店内はジャズが流れていて、レジは木製の赤い古い渋いもので、とても良い雰囲気だった。

種類豊富なカレーのメニューがあり、チキンと野菜のカレーを頼んだ。
付け合わせの入った容器には定番のラッキョウなどでなく、干しエビと生のスライス玉ねぎとカリッと焼いたパン粉にビーフジャーキーみたいなチップが混じったものが入っていた。

それらをかけて食べていたら、向かい合わせの椅子にネコが飛び乗ってこちらを見て、またびっくりした。

他の常連客らしき人たちは気にとめず、「○○カレー3辛で」と頼んだり、「いやぁ、いよいよ年金生活だよ」なんてお店の夫人と話していた。

いいな、いいな。こんなお店の常連で、こんな美味しいカレーが揃っているし。
こんなお店の中で自由にくつろぎ動きまわる毛並みの綺麗なネコにも、また妬けた。


                              (ラジャ/豊橋)





2016年9月27日火曜日

あいち 1/3 名古屋のサービス





あいちトリエンナーレを目的に名古屋に2泊3日した。

初日の夜はホテル近くの伏見にあるカレー煮込みうどんの店の鯱市へ行った。味噌煮込みうどんで有名な店の姉妹店だそうだ。全然和食店っぽくないダイナーみたいな店構えだ。


オーダーをとりにきてくれた店員さんはおでこに赤いポチがありインド系の方らしかった。
ほうれん草カレー煮込みうどん、ネギトッピングを頼んだ。

シャキシャキのほうれん草がたくさん乗っていた。煮込みうどんてグニャッとしてるのかなと思っていたら、すごくコシがあり美味しかった。   
おかきや豆菓子がたっぷり入ったビンと取り皿が各テーブルに置いてある。これがサービスというのが名古屋っぽい。
豆菓子が好きなので、ついいっぱいつまんだ。
昼にお茶した老舗の喫茶店では紅茶とプリンを頼んだら、サービスのゆで卵がついてきた。

名古屋は何がサービスされるか油断ならない。余計にお腹の隙間を作っておいた方がいいんだなと思った。

                              (鯱市/伏見)    







2016年9月18日日曜日

Dがない




キムと外苑前のアヒリヤに入った。
ランチはAからFセットの5種類ある。A、B、Cは北インドセット、E、Fは南インドセット。
…何かおかしい。Dがないのであった。

私はBセット、ミントソースの入りのチキンカレーと野菜カレーとタンドリーチキン、サフランライスのセット。
キムはEのマサラドーサにサンバルとココナッツチャタニ。どれも美味しかった。

お会計で、それぞれに何度も「B?E?」「ビー?イー?」と聞かれた。伝票もあり、2つに1つなのに。
Dを抜いたのは意図的なのかもしれない。



(アヒリヤ/外苑前)






2016年9月4日日曜日

その所作が良くて



自由ヶ丘のクルア・ナムプリックのカウンター席で、久しぶりに会った真理子ちゃんと話しつつ目の前でお店の人が細長い石臼でスパイスやハーブをこすりあわせている所作に惹かれていた。
それは、何かタレみたいなのと合わさって私たちが頼んだ青パパイヤのサラダになって出された。

そのあと食べたグリーンカレーも石臼でペーストを作っているらしい。
ホーリーバジルがたっぷり入って香りよくてすごく美味しかった。

うちにほとんど使っていないミキサーとミルのセットがある。パッケージにはジュースができるとかふりかけが作れるとか書いてあるのに、説明書によると、豆腐ですら細かく切って入れなくてはならないらしく、そんなことならと結局すり鉢やクラッシャーで用を足している。

お店の人が石臼ですり潰す所作を見ていたら、これは人間がする所作の中で実直で美しいものだなぁと思った。
最近はブレンダーが欲しいなと思っていたのだけど、石臼もいいなと思ってしまった。

                          
                    (自由が丘/クルア・ナムプリック)